ビールが旨い！

もうアルコールを口にしないで丸々11年以上の歳月が流れている。ついこの間入った店屋のメニューにあったビールの写真が目に入った瞬間、飲みたいと一瞬反応した。何気なく思った飲みたいだったがそんなものだと思いました。これからもそんな瞬間はあるのだろうと思いますね。飲酒欲求をなくすという事は本能を失くす事だから無理に等しいくらい難しい事になります。

これでも若い頃は結構負けん気が強くて良く飲みました。酒を飲むときでさえ負けたくないのだから普段の生活も想像できよう。無茶している自覚もない程身体が動いて何不自由な事もなく頑張れる私がいた。仕事もしたけどよく酒も飲んだ。クーラーもなく西日の強く当たるアパートの中で汗を拭き拭き、ビールを飲んでいた。そんな時代でした。今考えると輝いた楽しい時代でした。何もなかったけど夢と自由だけが存在した。親とも離れて暮らしていた、そんな時代が長く続きました。。その自由こそが私にとって、何物にも変えがたい大事な宝物だった。深夜を問わず仲間と夢を語り合ったり、友達の相談に真剣に話を聞いたり、時に意見がぶつかり合って喧嘩をしたり…青春だったんだな～と思いますよ。どんな時も夢が全てに優先でした。本当に今考えてみると、生活を立て直すことのほうが遥かに重要だと思われた私の生活だったけど明日の私ばかりを追いかけていた…青春だったんだと思いますね。ろくでもない事ばかりしていた私だったけど楽しかった。

楽しい事は束の間に終わり、それから家にいれない私は全国を流浪して歩き、更なる地を這うような苦難の日々が待っていようとは思ってみなかったけど、今の生活まで辿り着いたのは良かったと思っている。無理の積み重ねが今日に出てしまっている事もあるだろうけど、後悔せずに前を向いて生きていたい。本当に何もない中で今日まで良くやっていると思う事も多いので少しは自分を大事にしてあげたい気持ちにもなりつつある。でももう少し頑張らないと明日は見えないかな…！？頑張ります。