木蓮の思い出

名古屋で仕事をしている頃だからもう20年以上前になるのだが、初めてこの木蓮を見た。白い花が私にとっては珍しく綺麗な花だと思いました。その頃は気持ちも荒廃していたので木蓮のきれいな白が眩しいとさえ感じたものでした。花に興味を持ったのもこの木蓮が最初といっても良いくらいの出来事でした。それから木蓮と形の似ている辛夷という花があるのも分かった。他の花にも興味を持って街を見る眼が段々に変わっていった。この花はどんな花という事で調べたりするのが楽しいという時期になりました。そんな事もあって色々な花を見ながら知らない家を見るようになって、家というのは新しい家が良いのではなく使い込んだ家にこそ趣があったり、貴重さがあったりするという事に気付いたりしたものだ。元々の知らない街探訪も手伝って、色々な街を見て回るのが好きになった私だった。メンタルが荒廃していた頃だったので余計にインパクトが強く、あの頃の私にとっては1つの分岐点になったと思う木蓮という花でした。この頃にもう1つ桜の思い出というのもあるがそれは次回という事にしておきましょう。