それぞれの祈り…②

未来株式会社で又1つ花輪を出した。今回の葬式も色々考えさせられる事柄が多かったように思います。葬式に参列すれば振り返る人生がある。そんな人生を振り返る回数が多い程自分に対する戒めも又強くあるものだと思います。そしてその回数が多い程、多くの人のお付き合いもあるというプラスのスパイラルになるのかな～と思ったりもしました。

跡取りが長男という事も亡くなって久しい世の中になっていると思うが、今回のこの葬儀の喪主も次男が務めた。やはりそれなりの人生を歩んでいると傍から見てもそう思う。この方はご自分で自営をやられているがなかなか思うように仕事も行かず苦労の連続で、悩みが尽きないという事らしい。乗るか、反るか…という時もあったくらいの厳しい経営状態の中で、母親の面倒を看ながら仕事もやるという事だったので辛かったのだろうと思います。

その喪主のすぐ下の弟の方は母親の死に直面しながら宮城の地震とも対応しなければならないという事でかなり厳しい現実が待っています。宮城県にご自身の勤めている会社の工場があるので、その壊滅的ダメージの処理をこれからしなければならない。もうどうにもならないというのは誰の目にもハッキリしている。被害総額はかなりあると思うが再建出来るように頑張ってほしいと願うばかりだ。

それぞれがそれぞれの中で葬式に参列していると強く思わして貰った今回の葬儀でした。誰も厳しい現実を抱えながら生きているという事を1つの戒めや心の糧として仕事に取り組みたいと思った葬儀となりました。故人のご冥福をお祈り申し上げます。