トイレ講習会

掃除の講習会があるというので参加をしたが方向的にはどうなのかな～！？という講習会でした。掃除を生業にしている人にとってみると受け止め方にはかなりの違いがあるように思います。先ずは掃除を磨くのではなく心を磨くのだと言うのだが私等は相当心を磨いているな～と思ってしまう。掃除のテクを磨くのではなく、心を磨くという事も言われたが掃除を生業としている私としては心よりテクのほうが遥かに重要だ。

便器を素手で触れないという人が意外に多いのにはビックリした。私達はそんな事が出来もしないのであれば掃除は出来ない、仕事にならないというのが掃除屋の常識になっていると思う。相当汚い便器でも効率があるので手際よく掃除をしないと仕事が捗らない。私の感覚では「そんな事も出来ないで何様なんだよ！」と思えるくらいの内容で、そのような人達というのは掃除屋の私達は良くても自分は出来ない…って何考えていたのかな～！？というのが率直な私の感想でした。

ゴミの問題とか掃除の問題は心というより生活のダークな部分にあるのでなかなか表面化しないというのが一般的で、一般的でないが為にルールの適用が難しい部分になる。したがってそれぞれの良心の問題というのがものさしになってしまう。その意味では心を磨くという事になるのだがトイレ掃除をすると色々な事が見えてくることは確かにあると思う。

プロが掃除するのと素人が掃除をするのとでは歴然とした掃除の違いがある。今回その事を再確認した結果になったがゴミを拾うだけが環境整備でもないし、生活の中で良心が問われる清掃のようなクリーン化は色々な場所に存在していると思う。ゴミの問題も同じ事が言えるだろう。隠れているから分らないというのが一般的だが不法投棄の連中は後を絶たないし、むしろ増加しているのではないか！？と思える時もある。そんな人達の更生プログラムはトイレ掃除からスタートすれば良いと思う私です。その意味では心を磨くというのになるのかもしれないと思いました。

トイレ掃除が終って出された昼食がカレーという事でビックリした人も多かったらしいが、わざわざ出すのもどうかな！？という感じもするがこのあたりは御愛嬌というところでしょう。この講習会に参加された皆さんが沢山食べておられたのでニンマリになりました。おかわりする人もいて賑やかに掃除の講習会を終わる事が出来ました。