2010年09月11日

この鞄が売れるまで…

この鞄が売れるまで…


この鞄はいくらだと思いますか?この鞄は豊岡鞄だから本来であればかなりの高額な商品といって良い鞄です。しっかりした造りは定評のある豊岡鞄です。国産しか扱わない日本でも珍しい部類の鞄の産地です。ここの豊岡鞄はスマップの木村拓也さんもお気に入りで愛用者の1人だと聞きました。

これだけ形のしっかりした鞄も少ないと思いますが、銀行マンの使うようなガッチリとして沢山物が入るような鞄です。店に入って開口一番私が言ったのは「これ何でこんなに安いの?」でした。他の鞄より明らかに安いこの鞄でした。不思議なものです。私が見る物とか触る物は結構安い物が多いです。この鞄はもう古い鞄だから安いのだとお店の人は言っていました。これからしっかりと使いこなしたいと思っています。でもそう簡単にこの鞄が売れた訳ではありません。

この鞄と出会う前まで全く購買意欲のなかった私でした。只このような鞄等は好きなので良くあれば見るようにしています。文房具なども結構見てしまうことが多いです。旅先の目の保養の1つとしてのウインドーショッピングのつもりでしたが、この安い鞄を目にしてしまいました。

店員さんの目から私はどう写ったのでしょうか?色々とその女性と鞄の話をしていると段々購買意欲が湧いて来ました。本来鞄は好きな部類なので値段が特価に近いくらいの安さである事は分かっていたので買っても良いかな…!?と心の中で思いました。そのうちに珈琲をサービスしましょうという事になってビックリでした。出て来たのが下の写真です。

この鞄が売れるまで…


冷たい珈琲についてきたおしぼりが結構嬉しかったりしました。外は暑いのでおしぼりがあれば気持が良いです。この女性の本質はこのあたりだと思ってしまったのが購買欲を高めました。その女性とは色々な話をする中で段々にというか、更に購買意欲が高まって行きました。安い品物が目の前にあるだけに降って湧いたような購買意欲でも結構意欲としては強かったと思います。とうとう値段の交渉に入りました。その女性にしてみれば、元々安いのに…というのは明らかでしたが更に値段交渉して安く買わして貰いました。その結果が下の写真です。

この鞄が売れるまで…


おしぼりが出て来た事でここで買えばアフターフォローも完璧だろうと思いました。元々豊岡鞄だから、地元の職人が造っているという事で修理に対応出来る鞄という事で有名な豊岡鞄です。そんな事を裏付するようなおしぼりと珈琲だったと思います。結局は買ってしまいました。値段交渉もスムーズに行って良い買物をしたと思っています。この鞄は城崎温泉の鞄専門店で買った鞄です。そういえば分かる人は分かると思います。この女性からちょっとした接客の妙を教えて貰ったような気がした私でした。



Posted by ふじのおやまのヒデ at 05:49│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは

立派なカバンです!
カバン屋さんで珈琲やおしぼりが
出てくるのはかなり上級ですね。
Posted by きっちゃん at 2010年09月11日 11:30
きっちゃん へ

なかなか配慮のある人だと思いました。私に限らずいつも
準備をしていたのだと思います。そうでないと簡単に早く
取り出す事は出来ないと思うからです。なかなか出来ない
配慮の1つだろうと思っています。
Posted by ふじのおやまのヒデ at 2010年09月11日 21:33
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    コメント(2)